スポーツ選手(ここで言うゴルファー)にライティングのスキルは必要かという質問をされたら「必要」だと答えますか?
スポーツ選手(ゴルファー)に直接必要なスキルではないかもしれませんが、大切なスキルの一つと言っても過言ではないということをはじめに申し上げておきます。
ライティングはビジネスマンにとっては欠かせない能力です。と言われたら皆さん納得しませんか。
それは、なぜか。
メール、企画書、報告書、議事録、日報など文書を書く事が必須であると同時に、文章の良し悪しでビジネスの結果まで変わる可能性があると知っているからです。
では、スポーツ選手にとってそういった能力は必要ないのでしょうか。
そもそもビジネスとスポーツを別だの一緒だの考えることはないですよね。
少しお時間をいただき、記事を読んでいただくと、ビジネスに必要なスキルはスポーツや他のことにも応用ができ、スポーツで培ったものもまたビジネスに活かすことができるということに気づくはずです。
少しづつライティングを勉強し、目標とする人生に役立ててもらえればと思います。
目次
ライティングスキルとは
スポーツ選手にとって必要そうな内容として、以下の3点でまとめています。
「伝える力」「表現する力」「アピールする力」です。
では一般的にはどうでしょうか。
シンプルに直訳するとライティングスキルとは、「書く力」です。そのままかつその通りで、このスキルを身につけることで様々なメリットが生まれます。
ビジネスマンの方ならもうお分かりだとは思いますが、ビジネスのコミュニケーションは主に書面やメールで行われます。
メールやレポート、プレゼンテーションなど、書かれた言葉を通じて情報を伝えることが多いですね。
その際、正確で分かりやすい文章を書くことは、仕事の効率や成果に直結します。
また、顧客やパートナーとの関係構築においても重要な役割を果たします。魅力的で説得力のある文章を用いることで、相手に対して信頼感を与えることができます。
さらに、効果的なマーケティングや広告も、魅力的な文章によって成り立っています。
つまり、ライティングスキルはビジネスのイメージやブランディングにも深く関わっています。
では元に戻って、スポーツ選手(ゴルファー)はどうでしょう。以下の3点をポイントとして解説します。
伝える力
良い文章を書くためには、考えを整理し、情報を的確に伝える必要があります。その過程でコミュニケーション能力が向上し、相手との円滑な意思疎通が可能となります。
私も、プロゴルファーのキャディーをしていますが、これが成立していないと、パートナーとしては失格です。
限られた時間で情報交換して状況を整理する必要があるので、端的に適切に伝えなければなりません。
一方プレーヤー側の伝え方が悪いのも致命傷であることは言わなくともおわかりいただけると思います。コミュニケーションは一人では成り立ちませんからね。
人に物を伝える力として、ライティングを学ぶことが効果あるということです。
表現する力
後ほど紹介する著書「三行で撃つ」ではこのように表現されています。
仕事とは、結局、表現ですよね。商品や技術やサービスを売る。自分のことを表現する。労働の本質は、そこです。
三行で撃つより
とあります。
何かを表現することがどのような仕事をするにしても大切なスキルであると書かれており。
スポーツ選手がプレーで表現することも大切ですが、そのプレーを言語化し、文章化して表現することができれば自分の記録として残すこともできますし、それを見返すことで、技術の向上にも役立てることができます。
今日のプレーはどうでしたか?どう表現できますか?
アピールする力
同じ何かを依頼するにしても、ライティングスキルのない単なる文章のメールとライティングスキルを駆使して、相手の立場になったメールであればどちらを採用しますか。
ビジネスマンは日々大量のメールが来ており、そのほとんどがその中の1つのメールになります。
そうではないメールを送ることができれば、その時点でかなりの差別化ができています。
スポーツ選手もしかり、一方的な表現ではなく何かを伝えるための工夫が求められています。
ライティングスキルはなぜ必要か
チャンスは平等に訪れない
ビジネスもスポーツもチャンスは突然やってきたり、全くこなかったりします。状況的にはチャンスであるにもかかわらず、本人が気づいていないパターンもあります。
そういう意味ではメールのやり取りや、日々お世話になっている方々へとのやりとりがうまくいけば練習環境も変わる可能性もありますし、それによって技術の向上のスピードも変わり、結果も変わることを否定できますか。
チャンスを生むことも、チャンスを掴むことも、ライティングスキルで変化します。少なくとも学ぶことによりネガティブに働くことはないでしょう。
ファン・スポンサーを大切にできる
プロスポーツ選手にとってSNSは必須ではないでしょうか。ファンやスポンサー獲得は選手にとっても死活問題です。
実力を残せば勝手にスポンサーついてくるだろうと言われるかもしれませんが、スポンサーの助けによって、お金や時間の面での悩みが軽減されることは非常に大きいと言えます。
お金と時間の余裕が競技の練習に費やされ、集中できることはスポーツ選手の環境にとって最も大切なことかもしれません。
その環境整備にライティングスキルが役立つとなれば、黙ってられないですよね。
今から学ぶことで、新たなスポンサー獲得の可能性は多いにあると思います。
また、SNSを通じてファンとのやり取りにしても同じことが言えます。ファンを作ることは難しいとは思いますが、プレーはもちろんのこと、その人に対して丁寧にかつ、的確に対応できたとしたら相手の方はどう思うでしょうか?
引退しても表現であり続ける
スポーツ選手だから引退すれば表現者ではないかと言われるとそうではありません。もはや永遠に表現者かもしれません。
ライティングスキルを学んでおくと、様々な職業で求められる能力であることから。自分の可能性を広げることができます。
またどういった職に就くにしても、文章を書く過程で、情報を整理し、論理的な結論を導くライティング能力は必須です。
論理思考力を鍛えることは、問題解決能力や批判的思考能力の向上にもつながります。
つまり、スポーツ選手だからという理由ではなく、ライティングスキルは身につけるべき能力なのです。
例えば、スポーツ選手が引退した後に指導者になることもあろうかと思います。
ここまで読んでいただいて、指導者になることのスキルとしてライティングスキルは必要だと思いますか?必要ないと思いますか?
ライティングスキルを手に入れよう
ではどのようにして、そのスキルを手に入れることができるのでしょうか。日々ただ日記を書けばいいのでしょうか。SNSに投稿し続ければいいのでしょうか。
スポーツ選手であればただなんとなくで成長しないことはお気づきでしょう。
学ぶならこの二択です。
プロに学ぶ
成長が最も早いのは、その道のプロに学ぶことだと思っています。ゴルフが上手くならないアマチュアが多い理由もここにあると思っていますが、そればまた別の話。
私の場合、幸い身近に新聞記者がいて、その人から色々と教えていただきました。文書を書くことを教えてもらっても、実際状況によって書く文章が違うことがあります。
例えば、企画書と日報でも表現する方法や内容も変わります。日報で個人の感想をダラダラと書かれても、それは報告ではないとなりますよね。
今の時代WEBでも十分学べる環境が用意されていて、無料体験もあるみたいです。
コロナ禍でWEB面談にも免疫がついているこの時代ならではのサービスもありますので、お調べいただければと。
下記にいくつか紹介しておきます。
本で学ぶ
私自身が読んだ本をいくつか紹介しておきます。WEBライティング寄りになってしまっているかもしれませんが、人に物を伝えるためには何が必要かという本質が書かれているので、参考にしてもらえれば嬉しいです。
三行で撃つ:近藤康太郎
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しょもない小手先の本もたくさんありましたが、お知りになりたい方はDMいただければと思います。
ビジネスマンだから、スポーツ選手だからといって特定のスキルが必要な時代ではないです。
視野を広く持って色々なスキルを身につけていきましょう。
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