ゴルフコンペの幹事を任された時に読むべき記事

数字で上手くなる【スタッツを活用】

ゴルフにおいて皆さんの強みはなんでしょうか?弱みはなんでしょうか?

なんとなく、パターが得意、ドライバーが苦手など感覚的に得て不得手を判断していませんか。

ゴルフはパー72前後の18ホールを何打でラウンドするかを競う競技です。

1打でも少ない打数で回りたいと思うのは、多くの人が思っている願望で間違いないですが、そのための課題が曖昧になってしまうと、対策も曖昧になってしまいます。

定量的な分析をすることで曖昧さがなくなります。つまり強み、弱みが論理的に顕在化されることになります。

今回は

☑️今の自分の強み、弱みを客観的に知りたい人

☑️数値化することが上達につながると思っている人

☑️今の課題を知りたい人

に向けてプロのスタッツを見ながら何を見ていくべきかを解説していきます。

意外な課題が浮き彫りになる事で、スコアにも変化が見られるかもしれませんよ。

スタッツとは何?

スタッツ=Statsとは統計なので、数値化したものを分析し率で表現できたりします。プロの世界では、それによって項目ごとの順位付けがなされたりします。

賞金ランクの高い選手ほど各項目の順位は上位に位置する傾向にありますが、あくまで傾向です。

例えば、ダライビングディスタンス(ドライバーの飛距離)という項目で1位にもかかわらず、賞金ランクは50位だったとしたら、あの選手は飛ばすだけで、他の技術が足りていないんだなと思ってしまいますが、現実的にありえます。

しかし、総合的にあらゆるスタッツの項目で上位の安定している選手は、獲得賞金の上位にいます

実例として2022年の女子ゴルフ(JLPGA)のスタッツを見てみましょう。

参考URL:https://www.lpga.or.jp/stats/2023/lpga/summary

JLPGAのスタッツはこちら

*平均ストローク

1Rの平均スコアのことです。1位の山下選手の69.5は驚異的です。年間を通して60台は女子で過去数人しかいないはずです。

*平均バーティー

1Rでのバーディー数の平均。プロゴルファーの上位でも平均4つとは少ないと思ってしまいました。

テレビで上位選手が映ると一日でバーディーいくつとるの?みたいなことがあるので、その印象が強いからかもしれません。

バーディー4つということは4アンダーですから、平均値としてはすごいです。

*パーブレーク率

バーディーかそれ以上のスコアで上がる率。上位選手の23%だと約1/4のホールでバーディー以上のスコアが出るということになります。

*パーセーブ率

パー以上のスコアで上がる率。90%の確率でパー以上で上がるということは、約10%の確率でボギー以下になるということです。1Rで多くて2個という計算になります。すごい。

*パーオン率

例えばパー4なら2打目、パー5なら3打目という風にグリーンに乗った時にバーディーパットが打てる条件である率。この数字が高ければ高いほどバーディーチャンスがあるということ。グリーン上であれば、距離は関係ありません。

*平均パット数

パーオンしたホールでの平均パット数。1パットならバーディー以上になるし、2パットならパーかバーディーになリます。パー5とパー4で条件が変わりますので、必ずしも2パットならパーとは限りませんのでご理解ください。

例えばパー5で2打でグリーンに乗って3パットでもパーになります。

🔳ディスタンス

平均飛距離。飛ばす技術。

🔳Fキープ率

パー4とパー5のホールで、ティーショットがフェアウェイをヒットした率。曲げない技術。

🔳Sセーブ率

バンカーからパー以上で上がる率。バンカーに入れても問題なく寄せてパーが拾えていく技術。

*リカバリー率

パーオンせずにパー以上で上がる確率。グリーンには乗らなかったけど、寄せて1パットのパーで上がることができる技術があるということです。アプローチとパッティング技術。

どの技術がスコアに影響するのか

10ほどあるスタッツの項目のうち「*」と「🔳」マークに分けてみたのですが、

スコアに直結する項目とそうでない項目を分けてみました。

飛ばし屋と平均スコア1位の選手比較

ドライビングディスタンス1位の選手平均スコア1位の選手の比較になります。(2023年7月現在の数字)

ボールを飛ばす能力とパーオンする能力と、バーディーを取る能力はそれぞれ違うことがわかります。

飛距離が出る選手ほどグリーンに近くなって有利だと思われるかもしれませんが、そうではないということです。

スタッツをみて平均スコア1位の選手の方は飛距離は出ないけどフェアウェイをしっかりキープして、パーオンさせてバーディーチャンスをものにしているというストーリーができます。

一方ドライビングディスタンス1位の選手の方は、飛距離は出るがフェアウェイをキープできず、ラフからのためパーオンも上手くいかず、寄せれずボギーというストーリーが見えてきます。

後者の選手が下手という事ではなくて、あくまで比較データです。神谷選手もトーナメントで優勝している選手なので、素晴らしい技術を持っています。

しかし、こういった差から賞金額の差になっていくというプロの世界の厳しさを感じます。

つまり、飛距離はスコアに直接的に影響せず、フェアウェイをキープする方がスコアへの影響があるとも言えます。

貢献する技術は人によって違う

最近ではスコアに対する貢献度として、パターがどれだけ貢献しているか、ドライバーがどれだけ貢献しているかという細かいデータもプロの世界では出されています。

ですので、一概に飛ばしがスコアに直結しないとも言えません。神谷選手は平均パット数は12位と上位ですから、パットがスコアに貢献している可能性もあります。

ドライバーの飛距離を活かしラフでもいいからそこからなんとしてもグリーンをキャッチして、パーオン率を上げればパッティングでスコアメイクできるかもしれません。

アマチュアの方は誰かと比較することは難しいかもしれませんが、プロのデータをみながら自分に足りていない点を分析するのも楽しいかと思います。

その中でどういった項目を気にすべきでしょうか。

アマチュアが気にすべきスタッツ3つ

フェアウェイキープ率

当然ですが、フェアウェイをキープしている=OBではないので、ここを何割にするかを考えてみましょう。

実力によって変化すると思いますが、一旦数字の目標を立てることも大切です。

ドライバーを曲げない技術が求められます。

スコア100前後の平均が約35%というデータがあります。

パーオン率

せっかくフェアウェイにあっても、グリーンをキャッチしないと活かしたことになりません。

逆にラフでもパーオンできる技術を身につけるのもいいですよね。

セカンド以降のアイアン・ウッドの精度が求められます。

スコア100前後の平均が約17%(3ホール)というデータがあります。

パーセーブ率

グリーンキャッチしなかった時の寄せワン。寄せる技術とパッティング技術が求められます。

皆さんはこの中でどこに課題がありますか?それを考えて答えを出すだけでもしてみてはどうでしょうか。

レッスンを受けるにしても課題を持とう

自分自身課題を持って臨む方が成長スピードは早いです。

練習するにしてもレッスンを受けるにしても、なんのためにしているのかが明らかな方が目標が明確なため仮説検証もできます。

ぜひ課題感を持って上達していきましょう。

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