ゴルフコンペの幹事を任された時に読むべき記事

25%理論でスキルの底上げをしよう

聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、アメリカにあるゴルフスクールで気になっている理論があったので、ご紹介します。

The 25% Theory Total Game Instruction」と言われるもので、初めて聞いたという人もおられるかと思います。

私もぼんやりと知っていた程度でしたが、ホームページを読んだりしてもう少し踏み込んだ理解ができました。

直訳すると「25%理論のトータルゲーム指導」、theorytという単語とgameという単語が入っているので、以前解説したゲーム理論の一つだろうかと思われるかもしれませんが、全くの別物です。

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全貌は明らかにできませんでしたが、一部の部分がわかるだけでも上達のヒントとなることや、課題や練習方法などにつながるかと考えました。

というわけで皆さんの上達の一助になれば嬉しいです。

「The 25% Theory Total Game Instruction」概要

Jim McLeanさんという方が、開講しているゴルフスクールで実施されているメソッドです。

まず、上達するために開発された3ステップによって計画するようです。

その3つのステップとは

(1) what am I doing now?

(2) What should I do instead?

(3) Finally, how do I make the change?

現状を知って、その改善方法を理解分析して、具体的方法に落とし込むということでしょう。

私たちのようなアマチュアは、自分の得意分野と苦手分野がなんなのかを理解できていないことが多く、体の動かし方や考え方においても正解を持っていないと指摘しています。

そうなると欠点がわかったとて、正しい対策や、具体的な改善方法もわからないことになります。

結果そういう状態で、上達するわけがないですよねという話をされています。

そこで、Jim McLeanさんはスクールで紹介する25%理論によってレベルアップができますよと言っているわけです。

前置きが長くなりましたが、レベルアップするという25%理論というものについて、これから掘り下げていきます。

ゴルフのあらゆるスキルにおいて、何が一番大切というわけではなく、全て大切な技量でありそれらを習得をすべきであると言っています。

そして、その大切な技量を4つに分類しています。なので25%です。

  • The long game
  • The short game
  • The course management game
  • The mental/emotional game

4つの項目全てが均等に大切であるという考え

たとえば、練習場で素晴らしいボールを打っているプレーヤーがいたとして、練習グリーンでも目を見張るパター技術を持っているプレーヤーがいたとします。

しかし、メンタルコントロールが下手だったり(非常に緊張してコースに集中できなかった場合)、コースマネジメントが不十分だった場合、結果的にショット精度が低くなります。

そのプレーヤーはメンタルコントロールが下手というのは、例えば、ショット前のルーチンを持たなかったり、イメージを持たずにショットを打ったりすることを指します。

上級者のプレーヤーになるには、これら 4 つの分野のうち少なくとも 3 つのスキルで優れている必要があります。偉大なプレーヤーは4つすべてにおいて素晴らしいスキルを持っているとしています。

では、ひとつづつ見ていきましょう。

The LONG GAME

ロングゲームはボールを打つことなので、ショットがメインになりますが、そこには飛距離の要素が含まれます。さらに細かく分類すると

  • The Full Swing
  • Tee Shots
  • Swing Mechanics
  • Body Sequencing
  • Swing Path
  • Clubface Angle

主にショットに関する項目が並べられています。ショットがボールに与える影響がswing mechanics以下の項目でここの数値が良くなると精度が上がります。

一方The Full SwingTee Shotsはスコアメイクする上での重要な項目と言えます。

つまり、The Long Gameは2軸で考える方が良さそうですね。

The Long Gameは、ほとんどのゴルファーが練習の大半の時間を費やし、指導を受けたい領域と言われています。

多くの人が完璧なスイングを構築できれば、完璧なゴルフができると信じていますが、これは愚かなことだとJim McLeanさんは言います。

完璧なスウィングを身につけた人は誰もいませんし、たとえそれができたとしても、他の 3 つの分野をマスターする必要があります。

もちろん、ロングゲームは非常に重要であり、取り組むのが最も楽しいものでもありますが、ゲームの他の 3 つの部分を注意深く見ることをJim McLeanさんは勧めています。

The SHORT GAME

ショートゲームも細分化すると下記のように分けています。

大きく分けると、グリーン周りのスキルと、グリーン上のスキルに分けることができます。

  • Chipping
  • Pitching
  • Bunkers
  • Lob Shots
  • Putting – All Aspects

Jim McLeanさんによると、ショートゲームエリアを、初心者や中級者の場合は 75 ヤードから、上級者の場合は 100 ヤードからと定義しています。上級書ほど長い距離をショートゲームと位置付けているのですね。

ショートゲームには、パッティング、チッピング、ピッチング、バンカープレー、およびその範囲内のトラブルからのアップダウンが含まれます。

上級者でも、パーオン率は 70 パーセントにさえ到達しないことから、ショートゲームがいかに重要であるかがわかります。

The MANAGEMENT GAME

ゴルフの技術というよりも、上達をマネジメントする上で、何を管理すれば上達するかが挙げられています。

大きくわけで、コースマネジメントと体調管理など自分自身のマネジメントに分けることができます。

  • Analyze Your Game
  • Dn-Course Instruction
  • Playing Smart
  • Physical Fitness
  • Time Management

マネジメントゲームとは、シンプルに自分自身を管理するための知識と規律を持つことです。

それは、目標を達成するためにあらゆる方法で準備を整えることを意味します。

これには、フィットネス プログラム、より良い食事、ことなどが含まれています。

それはまた、コース上でゲームを管理すること、トラブルを避けて安全なルートを取ること、試合やトーナメントの状況によってどうしてもギャンブルを強いられない限り無分別なギャンブルを避けること、危険なショットよりもグリーンを狙うことに集中することを意味します。

ホールロケーションを把握して、ショット前のルーティンを効果的に使用します。

ゴルフを愚かにプレイするのではなく、賢くプレイするということです。

The mental/emotional game

  • Pre-Shot Routine
  • Visualization
  • Relaxation
  • Tournament Golf
  • Dealing with pressure

精神的/感情的なゲームとそれにどう対処するかによって、ゴルフというゲームがどうなるのかが決まります。

自分の心と感情をしっかりとコントロールできるようになると、自分自身の中でプレーすることができ、無関係な考えや疑いから心を解放し、ゲームのプレイに集中できるようになります。

特にプレッシャーのある状況において、自分の才能のレベルに合わせてより一貫したパフォーマンスを発揮できるようになると指摘しています。

ちなみに、これら最後の 2 つの領域の改善は、技術的要素とは違うので、特別な技術力を身につけなくともスコアを下げる可能性があると指摘しています。

冒頭申し上げましたが、ゴルフのあらゆるスキルにおいて、何が一番大切というわけではなく、全て大切な技量でありそれらを習得をすべきであると言っています。

マインドマップに落とし込んでみる

以前マインドマップについての解説をしましたが、この内容はまさにマインドマップに落とし込みやすい項目になっています。

マインドマップ作成の際広がりがとても大切です。

アイディアや創造が乏しければ広がりにくいので、今回の25%理論をベースに考えてみると広がりが出やすいです。関連記事のリンクも貼っておくので参考にしながら現状分析を試みてはいかがでしょうか。

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