練習に行き、ただ闇雲にボールを撃ち続けるとどうなるか。
下手になります
とゴルフを始めた当時言われました。
全くその通りだと思います。
それを下手固めと呼ぶのだそうです。
客観的に考えるとそりゃそうなのでしょう。
とはいうものの、いちいち何かの課題感をもって練習場に向かうことは、ほとんどの人がしないですし、今日仕事終わりに練習に行ったほとんどの人が、いい汗かいたなぐらいの評価ではないでしょうか。
今日の課題を提出してから練習に行こう!なんて無駄なこというつもりは全くないですが、少しでも上達の手助けになるようなものを用意できればということで、ゴルフを始めた時に教えていただいたツールをご紹介します。
今回2パターンご用意したのですが、ほぼ一緒の内容になっていますので、参考にしてみてください。
今後の練習において、課題を持った取り組みもできる様になる可能性があります。
まずは使用してみてこれいいなって思ってもらえると嬉しいです。
目次
ショットギャップ評価表を使用する意義
まず、この練習ツールに名前をつけましょう。
「ショットギャップ評価表」
冒頭申し上げた闇雲に打つことを防止することもできるツールになります。
また、そこから弱点や課題を抽出することができ、次回の練習やラウンドに活かすことができるものとなっています。
こういう人におすすめ
私自身、半年間これを使用して日々練習してました。
ただ球数を打つのではなく、1球ごとに正しく評価しなさいと教えられ黙々と打っては書き、打っては書きを繰り返しました。
たまにスマホやメモ帳にメモを取りながら練習している人もいましたが、そういう人は少ないです。
メモをとっている人が少ないにも関わらず勧める理由は1つ、上達するからです。下記に当てはまる人は是非一度お試しいただきたいです。
✔️ 球筋が安定させてたい人
✔️ すぐに熱くなってしまうので落ち着いて1球ずつ打ちたい人
✔️ 何が課題かわからない人
✔️ 苦手クラブがあり克服したい人
✔️ 少ない球数を集中して練習したい人
✔️ 練習終わった後、家に帰って次回の課題忘れがちな人
✔️ 連続的かつ効果的な練習を自分で計画したい人
など。さまざまな人に効果があると考えています。
メリット
○用紙を一枚用意して使用するだけであり、準備が楽(何部かコピーしてゴルフバッグに入れとけばOK)。
○1球づつテーマを持ったショットを打つことができる
○記録として残るため継続的な練習につながる
デメリット
△1球づつ記録を取るのが手間と感じるかもしれない
△失敗が続くと心が折れそうになる
△同じ作業を続けることになるので飽きが来ることがある
ショットギャップ評価表の使用法
使い方は至って簡単です。
①ショット前にどんな球を打つかをイメージ
▼
②打った球がどうだったか
▼
③イメージと結果の評価
の3ステップです。
では、実際に用紙を見ながら解説していきます。
↓まずは全体像の写真になります。
評価・記入の仕方
それでは、用紙の中身を解説していきます。
Ⅰ.イメージ力の評価
どのような球を打ちたいかをイメージします。どの様な球とは、球筋だけでなく、高さ、曲り幅、キャリーしてからの転がり方、など具体的であればあるほどいいです。
実際のラウンドでもイメージはとても大切です。プロゴルファーでイメージせずに打つことはありえないです。
ですので、練習場からどういった球を打つのかをイメージすることが、ラウンドのショットのイメージに繋がります。
Ⅱ.ショットの評価
どういった球が出たかという結果を評価します。
球だけでなく、どの様なミスが出たかも記録しておくと良いですね。
球の評価:フック、スライス、低い球、高い球、どれぐらい曲ったかなど球の評価
ショットの評価:ミートした、ダフった、トップした、シャンクしたなど
を自分がわかるように記録する
Ⅲ.総合的評価(実際のターゲットとボールの距離)
ターゲットに対し、前後の評価と左右の評価をします。
左に行く傾向があるのか、右に行く傾向があるのか。ダフってしまい手前のミスが多いのか。
ゴルフは狙ったところに打つスポーツであるという本質が集約されています。
今のはうまく打てた、打てなかったなど一喜一憂にならないためのツールとしてご活用ください。
うまくいかなくても挫けるな!
初心者の方に打つ球のイメージをしようといっても難しいかもしれません。
これはうまく打てたかどうかを評価するのが本来の目的ではなく、最終的にはイメージ通りの球が打てたかを評価するためのツールになります。
なので、とりあえずショットの評価だけでいいのではないかと思われるかもしれませんが、必ずイメージして欲しいです。
イメージするぐらいは別にめんどくさくないですよね。頭の中でイメージしにくかったら、声に出してみると良いです。
「7番アイアンを使い、スライスで140ヤードを打つ。高さはあのネットの高さ。」と声に出してそれをメモに書けば良いです。
初めはイメージ通りでないことも多く、心が折れそうになるかもしれませんが、プロでもイメージどおりの球を打つことは難しいと言います。
1球づつメモが取れればその中でよい評価もあるはずです。
気長に続けましょう。
そして、それは記録として残るので、今後の成長の役に立つことは間違いありません。
反省してみよう
早速お酒でも飲みながら書かれたメモを眺めてみましょう。
どういった傾向がありますか?
お恥ずかしながら、自分のメモを振り返ってみます。
7番アイアン下手すぎるというコメントしか出てきませんが、これがリアルなメモであることも同時におわかりいただけるのではないでしょうか。
初めて間もない時ってこのレベルです。そもそもイメージ力の評価のイメージを理解できていたのかも怪しい・・・。すいません。
このヘタクソな結果でも続ければ上達します。今度改めてこのツールを使用して評価をしてみます。
次回の課題を明確化する
そして、大切なのはこの残されたメモを元に課題を見つけてみることです。
私のこのメモの場合7番アイアンの右へのミスが目立ちます。
「構えた時のフェース面を意識」と書いています。
そして、シャンクの原因は「右腕の弱さ」と書いています。
この課題が合っているかは保証しませんが、仮説検証は大切なことです。
考えて練習しないと同じことが永遠に続いてしまいます。
こういったことに気をつけて次は練習しようと思うだけで成長速度は変わります。
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