先日、D.カーネギーの「話し方入門」という書籍を読んでいて、何度か本書が紹介されていたので、手に取って読んでみました。
ちなみに「話し方入門」もいい本でした。
本書は古典と言われる部類で、諸説あるようですが1908年ごろに発刊されたようです。100年以上前の書籍ですが、訳者解説によると幸田露伴や夏目漱石と同年代だそうです。
100年前の著書が、しかも「1日24時間をどう生きるか」という、時間軸が全く違う現代でも参考になるのかというのが、もっぱらの争点になりそうですが、果たしてどうなのか。
解説していきたいと思います。
また、日々の生活というより、ブログコンセプトであるゴルフにどう役立つか、という目線を持って解説していきます。
ポイントを3つに絞って解説していきます。この本です!
本書をご紹介した理由
まず、本書をご紹介した最大の理由は、仕事の価値観は100年前も現代も変わらないということが書かれていたから。
つまり、今も100年前も好きで仕事をしている人は少数派で、人は仕事以外で何かしたいと求めている。
そして、求めているだけで何もしない。
それじゃダメでしょ!という教えが現代にもピタッと当てはまる。
本書を参考にしていなくとも、同じことが書かれている書籍がありそうな気がしませんか。
朝の時間の使い方
いつの時代も朝の時間は貴重であるという議論があるようで、こんなタイトルの本があるか知らないが、「朝活のススメ」は本書でも述べられている。
朝活(100年前はこんな表現はないが)をススメている理由は、仕事が終わったら、疲労困憊で何もする気になれないといい、実際に何もしないから。何もしない上に、ぐだぐだして酒飲んで・・・結局何もしない。
シンプルに仕事後に何もしないなら、仕事前にやりたいことをしろということ。
おっしゃる通りです。
みなさんの朝の計画はいかがでしょうか。
これは、ゴルフの練習でもそうではないでしょうか。夕方仕事終わりに家に帰ってきて、練習場に行って、ジムに行ってというスケジュールは現実的でしょうか。
それならば、すっきりとした頭と体の状態で、朝に練習に行けばいいではないか!
で、朝早く起きることはできない。夜早く寝ることはできないし、早起きして睡眠不足になってはよくない。という話が必ず出てくる。
100年前に書かれた本では、こう書かれている。
早起きが睡眠不足を招くとは、私は思わない。睡眠というのはある程度は習慣の問題であり、怠惰な生き方の方にこそ問題がある。
本書より
激しく同意する。
週3回の夜の90分の使い方
朝の時間を有効に使えと言いときながら、夜の時間の使い方にも言及している。
著者の言葉を借りれば、退勤した18時にあなたは疲れているわけではないということ。
そもそも、会社終わりの予定で楽しい予定が入っていた場合みなさんは疲れている状態だろうか?なんなら、夜遅く仕事が終わりそこから楽しいイベントがあっても楽しめていないだろうか。
100歩譲って体力的にきついなら、知的エネルギーを使い果たすために時間を使えという。
引用するが、このような提案がある。
ひと晩おきに1時間半、何か精神の向上になるような意義のあることを、継続してやってみてはどうだろうか
本書より
ゴルフ向上のためにその時間で日記を書く。書籍を読んで学ぶ。知らないことを検索するだけでもいいと思う。
100年前の90分も現代の90分も同じ時間だが、できることは全く違うはず。
しかし、100年前と言われていることが同じという切なさがなんとも言えませんね。
私の解釈では習慣化の大切さを説いているのではないかと思いました。
計画の奴隷になるな
やれ、朝に活動しろだの、夜に活動しろだの言っときながら、計画の奴隷になるなとはどういうことだとお叱りを受けそうですが、計画を立てることは大切だが、全てその通りにしなければならないという強迫観念に狩られてはいけないということ。
1日、1週間、1ヶ月、1年の計画を立てることは大切です。でもその通りにすることが目的になってはいけません。
疎かにしてはいけないが、100%遵守すべきものでもない。
仮に計画を立てて、いきなりつまずいたとしよう。そこでやる気を失っては全てが台無しになる。やる気の芽を摘んではいけない。
なので、無理な計画なら変更しても良いというぐらいの気持ちで計画を立ててみてはどうだろうか。
私の話で恐縮だが、計画は立てているがゴルフ練習場が予約制なので、毎日変わる可能性がある。おかげでトレーニングと練習の計画が日々変わり、無理なく継続できているのかもしれないと思う。
ちなみにみなさんはどのようにして1日を計画してますか。
せっかくなので、自分の時間を見直してみましが、分かったことが生き急いでました。
苦痛でもなんでもないので、しばらくはこの生活リズムで過ごしていきます。
繰り返しになりますが、時間の価値に時代は関係ないのだと気づきました。
名著なので、ぜひお手に取っていただければと思います。
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