ゴルフコンペの幹事を任された時に読むべき記事

なぜ緊張すると深呼吸するのか

ビジネスであれば、プレゼンの時や商談の時、上司との面接の時など緊張感が高まります。

上司に「ちょっといい?」って言われた時ってロクな話されないですもんね。

スポーツであれば、説明するまでもなく緊張する場面を皆さん想像できるのではないでしょうか。

ではその時、どのように対処しますか?また、同僚や選手がそのような状態であれば、どのようなアドバイスをしてあげますか。

「落ち着こう、深呼吸しよう」と言いませんか?

いいます!いいます!ラジオ体操の最後も深呼吸で締めくくるのも何か意味がありそうです。

ではなぜ落ち着くために深呼吸するのでしょう

本当に深呼吸すると落ち着くのでしょうか。落ち着くことを知っている人はなぜ落ち着くのか疑問ではありませんか。

深呼吸のメカニズムがわかれば、大切な時に効果的な呼吸ができるようになるかもしれません。

ということで今回は、深呼吸について解説していきます。

人はなぜ緊張するのか

緊張すると心臓の心拍数が上がって、表現としても「ドキドキ」している状態になります。

人間は無意識に心臓の動きをコントロールしているのですが、これは自律神経の働きによるもの。

危機的状況に直面した哺乳類の反応機構の一つと言えます。

自らを危機的状況と判断し無意識にドキドキしてしまうのですね。

つまり、なぜドキドキするか?の答えは無意識の反応という事ですね。

そして、このドキドキは無意識に反応するものですから、コントロールすることはできません

緊張した状態で、心臓の動きをコントロールできれば緊張は解決するのですが、鼓動を速くしたり遅くしたりすることは意識的にコントロールできません。

自律神経は他にも血管、胃、腸管、肝臓、腎臓、膀胱、性器、肺、瞳孔、心臓、汗腺、唾液腺、消化腺などの内臓を支配しています。

呼吸は多彩な反応がある

自律神経でコントロールしているものに「肺」が該当していましたが、肺の働きそのものはコントロールできません。

一方、呼吸はどうでしょう。一定時間止めることもできますし、速くしたり遅くしたりコントロールすることができます

その呼吸についてもう少し掘り下げてみましょう。

そして、呼吸の働を三つの種類に分類できます。

代謝性呼吸、情動呼吸、随意性呼吸です。

なんか理科っぽくなってきたので、わかりやすい説明をお願いします。

代謝性呼吸

心臓の機能と同様に肺は酸素を吸収して、二酸化炭素を放出します。その手段として呼吸をしているわけです。

この呼吸は人間が生きるために必要です。

この酸素の吸収と二酸化炭素排出は不随意であり、自分ではコントロールできません。

この呼吸の働きを代謝性呼吸と呼びます。

情動呼吸

緊張したり、びっくりした後に呼吸が浅くなったり、速くなったりしませんか。この呼吸の変化は無意識に起こるもので、感情により呼吸数が変化します。

もちろん自分ではコントロールできません。

この呼吸を行動性調整の不随意的調整であり、情動呼吸と呼びます

随意性呼吸

呼吸は以上の2点から無意識に変化することもあれば、一方、意識的に遅くしたり、速くしたり、止めてみたり、深くしたり自分でコントロールが可能です。

深呼吸は深く息を吸ってゆっくり吐き出します。

つまり3つの呼吸の種類の説明をまとめると、呼吸は自律神経に支配されているにもかかわらず、意識的にコントロールができるという不思議な性質を持っています。

呼吸は生きるために必要、かつ自分でもコントロールできるのか!意識的に息を止め続けたら死んじゃいますもんね。

ストレスによる呼吸の変化を意識的に変える

なんとなく、深呼吸の意味がわかってきたのではないでしょうか。

つまり、深呼吸の目的は意識的に呼吸の変化をさせること。

ストレスと呼吸のメカニズムを説明します。

ストレスがかかって、無意識に呼吸が速くなったり、浅くなります。

意識的にゆっくり、深く呼吸をすることで、「心」側に変化が伝わり落ち着くということになります。緊張状態ではないという指令を脳に送る事によって、落ち着くという事になります。

なので、メンタルトレーニングとして、呼吸はとても重要とされています。

これで深呼吸しろっていう意味を理解できました。

一番パフォーマンスが出せる状態とは

では、深呼吸をすれば必ず良いパフォーマンスが発揮できると言えばそうとも言えません。

緊張している方が、いいパフォーマンスを発揮できることもありますし、そうではないこともあります。

超緊張したけど結果がすごく良かったという経験はありませんか。

極端な例ですが、全く仕事のやる気がない時を極度のリラックス状態として、このプレゼンに失敗したらクビになるという極度の緊張状態と比べてどちらが高いパフォーマンスが出せると思いますか?

どちらも良い心理状態ではないですね。しかし、後者の方がパフォーマンスとしては、発揮できる可能性があります。

つまり、緊張状態は悪ではなく、それをコントロールすることがメンタルトレーニングの本質なのではないかと考えています。

文字通りいい緊張感が持てるといいですね。

やる気がない時に上げる方法

緊張した時のリラックス方法はわかるとして、緊張感がなさすぎる場合はどうすればいいのでしょうか。

答えは逆のことをすればいいのです。

呼吸を早くしてストレスが与えられている状態を作ればいいのです。

そうする事によって「心」に変化が出てきます。

呼吸で心をコントロールできる能力こそがメンタルコントロールなのかもしれませんね。

何度も言いますが、大切なのはバランスです。

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