「虫の目」「魚の目」「鳥の目」で見るとより正確な状況把握ができるということを聞いたことはありますか。
ゴルフというというよりも、ビジネスシーンで使用されることが多い表現です。
目の種類のことを言っているのではなくて、目線や視野を表現した言い方で、分析だったり状況整理、戦況などがより正確にできるという意味で、それによりベターな対策が立てることができます。
適切な戦略や対策は、適切な状況判断からしか生まれません。
今回は、この3つの視点を使ってゴルフにおける状況判断に応用していきます。
そして、何よりこの3つの目をバランスよく活用することが適切な判断を下す大切なポイントです。
どちらの作戦がうまくいくでしょうか?
鳥の目
鳥は空を飛びます。空から全体を俯瞰する視野の広さを表現しています。
今の時代ならドローンを飛ばしてそれを動画で見ることができます。
「ポツンと一軒家」というテレビ番組のGoogleの写真がまさにこれで、空からの視野でないと発見できないところに家があるからそこに行こうという趣旨の番組です。
では、鳥の目でゴルフというスポーツを見た場合どういったものが見えるのでしょう。
一番大きな視野でいくと、
✔️ゴルフ場全体
✔️風向き
✔️天候
になりますね。
もう少し低く飛べば
✔️ホール全体の形状
といったところでしょうか。
コース全体の形状はどうか
そのホールの飛距離はどうか
ハザードは何があるか
そのハザードまでどのくらいの距離にあるか
様々な情報が入手できますね。
実際にこれと同じことを事前に予習することで、対策を考えることもできます。
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魚の目
魚は水の中で生活しています。
水は流れがりますから、大木がが流れてきたり、速くなったり遅くなったり、濁ったり環境が逐一変化する状態を把握します。
つまり、魚は川の流れを把握した上で、安全を確保したり獲物を確保したりしているわけです。
では、ゴルフにおいては、どういった状況として理解できるでしょうか。
✔️自分の体調・調子
✔️それまでの状況からの傾向
例えば今日は思ったよりボールが飛んできるな(飛んでいないな)、今日のミスは右が多いな(左が多いな)、パターはショートするな(オーバーするな)
と言ったミスの傾向を理解する。
一方、今日は体もキレキレで思い通りの球しか出でないのであれば、その流れに乗らない手はありません。
判断材料として、環境面を観察するというよりは、自身の内部的なことを観察して、環境にどう対応するかということです。
虫の目
最後は虫の目です。虫と言っても様々ですが、例えばミツバチをイメージしてください。
花に向かって飛んでいって蜜を回収します。
人間の目には見えていない花の細かい箇所を、探し当てています。
より細かい目線で見ていようというのが、虫の目です。
実際に虫になったことはないのでわかりませんが、人間の見え方と比較すれば何倍にも見えるものなのでしょうか。
真実は別として、細かい観察をすることでより適切な判断材料が得られるということです。
ゴルフの状況で言いますと、
✔️ボールのライ
✔️ボールに泥がついている
✔️パッティングのライン
などでしょうか。
3つの目をバランスよく使うことが大切
冒頭申し上げましたが、これら3つの目線は何が重要でというわけではなく、全体をバランスよく使うことが大切です。
コース全体のレイアウトは知っているとしても、自分の今日の調子を適切に判断できていなければそれを活かすことはできません。
また、自分の調子は理解しているけど、ボールの状態に無関心であれば良い結果は期待できないでしょう。
つまり、全体の環境を観察し、自身の状況を理解し、ボールの状態も把握できた上で、どう判断するかということです。
1ラウンドは長いです。ミスが続けば「魚の目」に比重が行きます。
めちゃめちゃ調子がいい時は自然に全体のバランスが良い状態なのですが、油断をすると鳥の目が疎かになったり、虫の目が疎かになりがちです。
どんな状況でも一旦落ち着いて、3つ目で見る習慣を身につけたいですね。
作戦Aと判断できるよう身につけていきたいスキルです。
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