ゴルフコンペの幹事を任された時に読むべき記事

生涯スポーツとしてゴルフを勧める理由

日本人は長寿大国と言われています。

日本人の平均寿命は男性81.41歳、女性は87.45歳であり、一方健康寿命は男性72.68歳、女性は75.38歳とその差は10年前後あります。

参考:厚生労働省健康寿命の令和元年値について

誰でも、健康寿命を伸ばしたいですよね。

もちろん私も、永遠に旅行先でゴルフができれば、もう死んでもいいと思っています。

私の理想としては、ゴルフに行くことと健康寿命が延びることがお互い補完し合っていること

しかし、実際にはトレードオフになっているかもしれません、ゴルフをすればするほど不健康になるわけで、そうであればゴルフを取るか寿命をとるかを選ばなければなりません。

流石にそれはないであろうと思いながらも確証はありません。

それならば一度調べてみようということで、ゴルフが健康増進に役立ち、ゴルフをすることと健康を保ことが補完し合っているということを解説していきます。

果たしてゴルフは、みなさんの健康寿命に関与しているのでしょうか。

こんな方に読んでほしい

✔️健康に歳を取りたいと思っている人

✔️歳を重ねて新しいスポーツを始めたいが、ゴルフも検討中の人

✔️いつまでもゴルフをしたいけど健康にいいの?って不安な人

✔️高齢者にゴルフを勧めたいけど勧める根拠が欲しい人

✔️肥満解消にゴルフは無駄だと思っている人

✔️運動不足で何かスポーツを検討中の人

人生で大切なことは”健康に”歳をとること。

この記事があらゆる選択の手助けになると嬉しいです。

ゴルフの特徴

健康に良いかどうかではなく、ゴルフの環境面においてゴルフの特徴をいくつか挙げておきます。

環境面においてはネガティブな面も・・・

・経済面の負担が大きい。

・ラウンドがスムーズにできるまで、ある程度の腕前が必要。

・ゴルフ場に行くための手段が必要(私はもっぱら電車をお勧めしています)。

・初心者であれば一緒に行く仲間が必要、マナーを身につければ1人ゴルフでも大丈夫です。

安全性が高いスポーツ

健康面以外のメリットは激しいスポーツではないという特徴から

ポイント

・生涯スポーツとして高齢者でも競技可能

・怪我のリスクが低い

です。

仮説

今回健康面のメリットとして、私の建てた仮説はこちらです。

屋外での運動で有酸素運動が可能、持久力にも寄与

メンタルヘルスにプラスの効果がある

です。

実際ゴルフと健康については、世界的に研究がされていて論文としても出ているものが多くあります。

一部紹介しながら掘り下げていきましょう。

学術的検証

有酸素能力と体幹の持久力の向上が期待できる

[1]Parkkari et al. (2000) の研究で、ゴルフをすることで48歳から64歳の男性ゴルファーの有酸素運動と体幹の持久力が向上することが示されています

どちらかというと、ゴルフをしたからというよりも、ウォーキングが影響を及ぼしているのでしょう。

ゴルフのラウンド中はカートに乗らず、歩くことで体組成に好影響を与えますよというメッセージです。

みなさん歩きましょうと言いたいところですが、炎天下の中歩きなさいとは、誰も言わないと思います。

歩ける範囲で歩く、急な坂などはカートに乗って平らな箇所は歩くなどちょっとした工夫で健康増進につながるということですね。

精神的な健康

[2](Drane & Block, 2006)の著書「Accessible Golf」によるとゴルフは怒りの支配や、恐怖の克服、活動的な課題への精神的な取り組み、失敗への対処を促進すると言います。

そして、それは自尊心、回復力、自己効力感、共感力など生活の質を向上させます。

ゴルフは様々な環境に対して、対処していかなければなりません。

それは外部的な環境と内部的(自分自身の内面)と両方の対処が必要になります。

その絶え間ない変化を通じて精神的な柔軟性が養えると言います。

合わせてこちらはいかがでしょうか
レジリエンスについて解説しています 鍛えると仕事もゴルフも変わる「レジリエンス力」

熟練するとさらに死亡率が低下!?

[3]Farahmand et al., 2009によると、スウェーデンのゴルファー集団の死亡率を分析し、ハンディキャップが低い人(ゴルフの腕前が高い人)ほど死亡率が低かった。というデータを出しています

定期的にゴルフをプレーすることで、体重や腹囲などバイタルが改善され、結果死亡率低下に繋がったとしています。

面白い研究をする人がいますね。ゴルフの研究・論文を見ていると、子供の教育への影響など、テーマがたくさんあり非常に楽しいです。

何かの研究がしたくなったのと、今後もいいデータなどがあればご紹介できればと思います。

まとめ

今回はゴルフをすることで、健康増進につながるという内容で解説しましたが、リスクがゼロとは言いません。

私の友人は、カートがひっくり返って死にかけましたし、夏場のゴルフの熱中症も指摘のあるところです。

自然の中でゆったりと歩きながら、色々考えながら、ラウンドすることはストレスの溜まる行為ではないということは皆さんの理解をいただけることかと思います。

参考:

[1]A controlled trial of the health benefits of regular walking on a golf course

[2]Accessible Golf: Making it a Game Fore All

[3]Golf: a game of life and death – reduced mortality in Swedish golf players

参考:Golf and Health, More than 18 Holes—A Bibliometric Analysis

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