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【書籍紹介】ベゾスに学ぶ長期思考の大切さとは

Amazonの創始者であるジェフ・ベゾスの経営の本質、成功にはどのような考え方が必要か、など本書にはたくさん散りばめられています。

イーロンマスク、スティーブ・ジョブズ、マークザッカーバーグ、ビル・ゲイツなど数々の有名な企業家がアメリカにはいますが、彼もその1人であることは疑う余地もありません。

どれだけお金があって云々は置いておきましょう。

さて、本著はジェフ・ベゾスがどのような考え持って会社経営をしているか、どういう基準で人材を集めているのか。

「Day1哲学」といった馴染みのない表現もありますが、端的に成功するための本質が詰まっている本であると思います。

勝てば官軍的に、成功したから何を書いても正解という発想ではなくて、もう一度この通りにしても、成功するであろうなと思わせます。

規模の大小は別として、自分の勝利の方程式がある人はその方法でいろいろなことができると言います。

30代、40代で一定の財を築いた人は、たとえ0になってもそこから同じことをしてまたその財を築くこができると言います。

つまり、本書での考え方がそのまま成功のヒントになるということですね。

今回は、成功の要因になったであろうポイントをまとめてみましたので、解説をしていきましょう。

こんな人に本書はお勧め

✔️決断力がない

✔️自分をもっと成長させたい

✔️長期思考を持ちたい

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Long Term思考

ジェフ・ベゾスの考え方の本質といってもいいかもしれませんが、長期成長するためには長期思考を持たねばならないということ。

短期利益や目先のウォール街の反応よりも、長期的に市場リーダーとしての地位を固めることを考えて投資判断を行う。

本書より

目先の株価に一喜一憂することではなく、長期成長が株主還元の最高のリターンになるということです。

Amazonは株主を大切にしていて、毎年レターを書いています。

2021年の株主宛レターはここで見ることができます。

また、ベゾスは一株あたりのキャッシュフローを重視しています。そして、それは長期成長の最大の原動力と彼は言います。

ベゾスにとって、株式の価値は、「将来利益の現在価値」ではなく「将来のキャッシュフローの現在価値」としています。

どれだけの利益をもたらすのかというのではなく、どれだけ投資して成長することができるのかという目線なんですね。

他にもジェフベゾスがいう、長期思考の大切があります

顧客と株主の満足度を上げることができる

長期に目を向けることで、より速く安く優れたサービスを求める顧客の利益と、投資リターンを求める株主の利益を一致させることができる。

長期目線で考えないと解決できない顧客ニーズがあって、そのニーズを解決することで、株主へのリターンも得られるという考え方。

イノベーションを可能にする

何かをイノベーションを起こすときに目先の小さい問題解決に挑むという発想にはなりません。(目先の問題解決も大切ですが)

それよりも、長い期間でかつ、大きい範囲で問題解決が可能ならそこにチャレンジしたい。なぜならその方が社会的貢献度が大きく、会社として得られるリターンも大きいから。

ジェフベゾスもイーロンマスクも宇宙ビジネスに手をつけています。まさに、長期間でかつ、大きい範囲での問題解決に挑んでいるのです。

人口増加の問題や環境問題、食料問題の解決策として宇宙開発に絵を向けるのは当然のことではないでしょうか。

海底に住むことと、宇宙に住むことであれば、宇宙に住むことの方がリスクが低いといったことを聞いたことがあります。

とにかく、宇宙事業をするのはロマンとかの問題では無いということですね。

高い基準の文化(を持つ会社)を作る

会社の発展に置いて必要な項目として、「高い基準の文化」が挙げられています。

「高い基準は教えられるものである故に、基準の高い環境にいれば同じようになる」

本書より

そして、基準の高さは伝染する(後天的である)としています。

全くその通りだと思います。

私も過去何社かで働きましたが、各々の会社文化は全く違いました。

そこでしか働いていない人はそれが当たり前になりますし、転職した人はその文化に馴染もうとします。

ことわざの「郷にいれば郷に従え」ですかね。

このことわざの大切さはものすごく理解できます。今まで守ってきた文化を乱す外部者がいたら排除するのも、大切なことなのかもしれません。

しかし、その文化度が低ければどうなのでしょうか。ハラスメントが頻発する会社がまさにそれに当たりますよね。

そもそも、高い文化がどのように築けるものなでしょうか。

本書にはヒントになることがありますので、もう少し掘り下げましょう。

分野限定

分野限定とはなんでしょうか。

人には高い基準を持っている領域とそうでない領域がある。とした上で、分野ごとにそれぞれ高い基準を身につける必要がある

とベゾス氏は言います。

そのためには、自分は基準が高いと思っていても見えていない弱点がある。

自分の目線は低い、そもそも見えていない、世界基準の足元にも及ばない領域がまるまる存在する可能性を意識する。

つまり、そう思うことで謙虚になれる

そのようなマインドセットを行ったらどうしたらいいのでしょうか。

身につけたいことについて知る

その領域で「高い基準」とされるものが何かを知る

そこに到達するのが実際にどれほど大変か(どれだけの努力が必要か)を理解する。

具体的に調べ上げて、どれだけのリソースを割くと良いかを理解する。

しかし、高い基準という表現自体が抽象化されているので、もう少し掘り下げましょう。

高い基準の要素

✔️教えられるものであること

✔️その領域に特化しものであること

✔️認識できるものであること

✔️現実にどのくらいの努力が必要かを明示できるものであること

皆さんが会得している高い基準のスキルはなんでしょうか。

共感したベゾスの考え方

最後に本書で共感した箇所をご紹介します。

Day1哲学

今日が1日目という意識で過ごす。では二日目はどうなのだろうか。

二日目は終わりの始まりであるとしています。なぜなら始まりの日では無いから。

常に今日が1日目であるというマインドでベゾスはビジネスをしているということです。

後悔、最小化のフレームワーク

なんのこっちゃ?ですが、判断する時の考え方のことです。

自分が80歳になった時にその判断を振り返った時にどう評価するかを想像する。

このマンションを買うか迷っている。80歳の時どう思うのでしょうか。それは同時に80歳の自分がどうなっているかも、わかっていなければなりません。

80歳の自分は元気でしょうか。寝たきりでしょうか。

いずれにしても80歳になって振り返った時に

あの時判断した自分最高!

と思いたいです。

賢いより優しいが難しい

子供の頃の車中での出来事を回顧しています。知識で人と語るよりも、愛情で人と語る方が難しいと言います。

知っていることや、説明できることを相手にぶつけてしまうことはありがちです。

相手への思いやりの大切さを学んだエピソードです。

この本でベゾスさんの考えを少しは理解できたし、Amazonという会社のいく末も安泰だなって思ったり、生き方のヒントと、これはビジネス的にもゴルフにも役立てることができるなという印象の一冊でした。

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